グレエゾオン

奈良県の政治と経済の情報屋

天川村の温泉利権

「みずはの湯」と「天の川温泉」のホームページを見ればわかることなのだが、両方とも王寺町の「谷林業株式会社」が運営を行なっている。また吉野町の津風呂湖にある温泉施設も登記簿を調べてみると谷林業が所有しているが、稼働はさせていない。王寺町のとある森で若い人にウケそうなコンセプトを打ち出して自分探し中の大学生には大人気だが、田舎の農家でがっつり商売をやっている人たちからは、谷林業の評判は悪い。理念を撒き散らしては結局その後の進展がなくて時間のムダになるという。そう考えてみると天川村の温泉たちに掲げる理念もよくわからない。温泉に入りに来る人たちからすれば小難しい理想なんてどうでもよくて、ただ「温泉が気持ちいい」という体験が欲しいだけなのである。ちなみに「洞川温泉」は村営。